Wrike は高機能なエンタープライズ向けプロジェクト管理ツールとして知られている。ガントチャート・タイムライン・承認ワークフロー・ダッシュボードなど、大規模プロジェクトを動かすための機能を幅広く持っている。

外注先やクライアントをWrikeに招待しようとしたとき、「外部コラボレーターはどう扱われる?」「費用はかかる?」という疑問が出てくる。Wrikeの外部メンバー招待の仕組みを整理する。

Wrike の外部ユーザーの仕組み

Wrikeでは、自社のフルメンバー以外の外部ユーザーを「外部コラボレーター(External Collaborator)」として招待できる機能がある。

外部コラボレーターは、招待されたタスクやプロジェクトにアクセスし、コメントを残したり、承認・却下の操作をしたりできる。フルメンバーが持つプロジェクトの作成・設定変更・レポートなどの操作はできない、制限付きの参加者だ。

外注先・クライアント・承認者など「見る・コメントする・承認する」といった役割の外部関係者に向いた設計になっている。

プラン別の料金と外部招待の制限

Wrike の料金はシートベースで、フルメンバー数に応じて決まる。

プラン月額目安(1人あたり)外部コラボレーター
Free無料利用制限あり
Team$9.80〜有料プランで利用可
Business$24.80〜利用可
Enterprise要問合せ高度な権限管理
Pinnacle要問合せ最上位機能

※料金は変動することがあります。外部コラボレーターの費用扱いはプランにより異なるため、公式サイトで最新の仕様を確認してください。

外部コラボレーターの費用については、プランと人数の組み合わせによって異なる。外注先の数が多い場合は、事前に費用シミュレーションをしておくことが重要だ。

Wrike の承認ワークフローと外部コラボレーター

Wrike が他のタスク管理ツールと異なる強みのひとつが、承認ワークフローだ。

タスク・成果物・ドキュメントに対して「承認依頼 → 承認 or 差し戻し」というフローを設定できる。外部コラボレーターとして招待したクライアントや承認者が、Wrike上で承認・却下・コメントを行える設計になっている。

制作物の確認フローが複雑なプロジェクト(複数の承認者・多段階の確認プロセス)では、この承認機能が管理コストを下げる効果がある。

外注先管理での課題

フルメンバーが必要なケースが多い

外注先に「タスクのステータスを更新してほしい」「担当者として作業を進めてほしい」という役割を担ってもらう場合、外部コラボレーターではなくフルメンバーとして追加する必要があることがある。

フルメンバーとして追加するとシート費用が発生するため、外注先の人数が多いとコストが増える。

操作習熟のコスト

Wrikeは機能が豊富な分、操作を覚えるまでの学習コストが高い。外注先がWrikeに慣れていない場合、案件を始めるまでの立ち上がりに時間がかかることがある。ツールの機能を最大限活用するには、社内のWrike管理者がある程度のセットアップをする必要もある。

中小チームへの過剰スペック

Wrikeはもともと大規模プロジェクト・エンタープライズ向けに設計されたツールだ。外注先数名との日常的なタスク管理という用途では、機能が過剰で料金も高くなりやすい。「タスク管理ができればいい」という用途にはコストパフォーマンスが合わないケースがある。

外注先との案件管理でのコスト比較

制作会社・代理店でよくある構成で考える。

社内メンバー5名・外注先5名をWrikeで管理する場合:社内5名のシート費用(Teamプランで5×$9.80=月約$49)が発生する。外注先5名を外部コラボレーターとして無料招待できる場合でも、外注先が実際にタスクを更新・操作するにはフルメンバー権限が必要になることがあり、その場合は外注先5名分のシート費用も追加される。

外注先の作業内容によって、コストが大きく変わる設計だ。

外部ゲスト無制限のツールと比べると

Wrikeは大規模プロジェクトの管理・複雑な承認フロー・クロスチームのダッシュボードが強みで、エンタープライズのプロジェクト管理に向いている。外注先との日常的な案件管理という用途では、機能とコストの面で合わないケースが多い。

外部ゲストを何人招待しても追加費用がかからないシンプルなモデルのタスク管理ツールとして Paqut がある。自社メンバーの人数分だけ課金し、外注先・クライアントは無制限に招待できる設計で、外注先が多い・頻繁に変わる体制での費用が読みやすい。

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