「Chatwork 入ってますか?」は、日本のビジネスシーンでは定番の確認になっている。国内シェアが高く、外注先やクライアントとの連絡ハブとして使われている。
外注先をChatworkに招待しようとしたとき、「どう追加するの?」「費用はかかるの?」という疑問が出てくる。Chatworkの外部メンバーの扱いと料金の構造を整理する。
Chatwork の外部メンバー招待の仕組み
Chatworkに外部の人を招待する方法は、コンタクト追加から始まる。
相手のChatworkアカウントのIDかメールアドレスを使ってコンタクトリクエストを送り、相手が承認するとつながれる。その後、案件のグループチャットに招待することで、外注先・クライアントと一緒にやり取りができる。
Slackのようにゲスト専用の権限区分(シングルチャンネルゲスト・マルチチャンネルゲストなど)はなく、コンタクトとして追加された全員が同じ扱いになる設計だ。
相手もChatworkアカウントが必要
Chatworkでの外部連携には、相手も Chatwork アカウントを持っていることが前提になる。
アカウントを持っていない外注先・クライアントを招待する場合は、まず相手にChatworkアカウントを登録してもらう必要がある。フリープランでアカウントを作ることはできるため、費用の負担なく参加してもらえるが、アカウント作成の手間がかかる。
Chatwork の料金プラン
Chatworkの料金は、社内メンバーの人数と使う機能によって決まる。
| プラン | 月額(税別・1人あたり) | 主な制限 |
|---|---|---|
| フリー | 無料 | グループチャット数・容量制限あり |
| ビジネス | ¥700 | 機能制限なし・容量拡張 |
| エンタープライズ | ¥1,200 | 管理機能・セキュリティ強化 |
※料金は変動することがあります。公式サイトで最新の金額を確認してください。
コンタクトとして追加した外注先・クライアントは、こちらのプランの課金対象には含まれない。課金はあくまでも自社のChatworkアカウントの数で決まる。ただし相手側が有料プランを使っているかどうかは相手の判断に委ねられる。
フリープランで外注先と仕事するときの注意点
フリープランでも外部コンタクトとのメッセージのやり取りは可能だが、制限がある。
グループチャット数の上限に達すると、新しいグループチャットを作れなくなる。案件が増えるたびに新しいグループチャットを作っていると、フリープランの上限に当たるケースが出てくる。
メッセージの閲覧可能件数にも制限がある。古いメッセージが見られなくなると、過去のやり取りを確認できなくなる。案件の経緯を後から確認したい場面で問題になることがある。
Chatworkのタスク機能と案件管理の限界
Chatwork にはグループチャット内でタスクを割り当てる機能がある。担当者・期日・タスク内容を設定して、相手に通知できる。
ただし、案件管理ツールとしての機能は限定的だ。
複数の案件を並行管理しているとき、「どの案件のタスクがどこまで進んでいるか」を一覧で把握する画面がない。チャットに依頼を書き込んでも、その後の進行を追いにくく、重要な依頼が流れてしまうことがある。
外注先が複数いて、それぞれ別の案件を担当している体制では、Chatworkのタスク機能だけでは管理が追いつかなくなりやすい。
外注先が増えるときのChatwork運用の課題
外注先やクライアントが増えると、いくつかの問題が出てくる。
グループチャットの増殖。案件ごとにグループチャットを作っていくと、「どのチャットのどのスレッドに何があったか」の探索コストが上がる。案件が終わっても古いチャットが残り続け、管理が煩雑になる。
情報の分離がしにくい。Chatwork のグループチャットは、招待した全員が同じ情報を見られる設計だ。「この案件の情報はこの外注先だけに見せたい」という細かい制御がしにくい。
タスクと会話の混在。依頼・報告・雑談が同じチャットに流れると、重要な依頼が埋もれやすい。
外部メンバー招待コストのないツールと比べると
Chatworkは日常的な連絡のスピードと手軽さに強みがある。外注先との日常連絡のハブとしては使いやすい設計だ。
案件管理の観点では、複数の外注先・複数の案件を並行管理し、誰がどのタスクをいつまでにやっているかを一覧で把握したいなら、専用のタスク管理ツールと組み合わせる必要がある。
外部ゲストを何人招待しても追加費用がかからないタスク管理ツールとして Paqut がある。自社メンバーの人数分だけ課金し、外注先・クライアントは無制限に招待できる設計で、Chatworkで日常連絡をしながら、案件・タスクの管理はPaqutで行うという組み合わせを選ぶチームも多い。