結論:「ゲスト無料」は9ツール中8ツールである意味本当だ。ただし、無料になる条件が全部違う。Slackはチャンネル数、Trelloはボード数、Asanaはメールドメイン、monday.comは人数比率。この条件を知らずに導入すると、数ヶ月後の請求で気づくことになる。

タスク管理ツールを選ぶとき、機能・使いやすさ・価格帯を比較する人は多い。見落とされがちなのが「外部メンバーを招待したときのコスト設計」だ。

この記事では、主要9ツールのゲスト課金仕様を各社の公式ヘルプ・料金ページで確認し(2026年9月時点)、実額と「無料になる条件」を比較する。料金は改定されるため、確認日と参照元を明記した。

一覧比較:ゲスト課金の実額と無料の条件

ツールゲストは無料か無料の条件条件を外れた場合
Slack条件付き無料1チャンネルのみ(有料メンバー1人につき5人まで)複数チャンネル参加で1人¥925/月〜
Chatwork無料相手が自分のChatworkアカウントで参加自社ユーザー追加分のみ課金(¥700/月〜)
Microsoft Teams無料Microsoft 365の対象サブスクリプション契約追加ライセンス不要
Notion無料Plus(¥1,650/月)以上。フリーは10人まで11人目からPlusへの移行が必要
Asana無料Starter以上・相手が別メールドメイン同一ドメインは1人¥1,200/月〜
Backlog実質無料スペースの人数枠内(スターター30人)30人超でスタンダード¥16,000/月へ
monday.com条件付き無料Pro以上は無制限。Standardは3人までStandardは4人ごとに1シート課金
Trello条件付き無料1ボードのみの参加複数ボード参加で1人$5/月〜
Paqut無料条件なし(全プラン・人数無制限)

以下、ツールごとに公式仕様と落とし穴を整理する。

Slack:チャンネル数が課金の分かれ目

シングルチャンネルゲスト(1チャンネルのみ・DM不可)は、有料アクティブメンバー1人につき5人まで無料。マルチチャンネルゲスト(複数チャンネル)は無料枠がなく、1人目からフルメンバーと同額になる。プロプラン年払いで¥925/月、月払いで¥1,050/月だ(Slack公式料金ページ・2026年9月時点)。

落とし穴は「継続的な外注先ほど複数案件に関わる」こと。案件Aと案件Bのチャンネル両方に入れた時点で、その外注先は課金対象になる。外注先4人が複数チャンネルにまたがると年間¥44,400(プロ年払い)の追加だ。

詳細:Slack外部ゲスト完全ガイドSlackゲスト招待の費用

Chatwork:招待課金はないが、相手側の制約がある

Chatworkには「自社ワークスペースにゲストを入れる」という概念がなく、外部の相手は自分のChatworkアカウントでグループチャットに参加する。だから招待に費用はかからず、自社の課金は自社ユーザー数分だけ(スタンダード¥700/月/人・年間契約・税抜、2026年9月時点の公式料金ページ)。

注意点は相手側だ。相手がフリープランの場合、組織外コンタクトは20人までの制限がある。取引先が多いフリーランスに参加してもらう場合、相手の枠を消費する。

詳細:Chatworkに外注先を招待するときの料金と制限

Microsoft Teams:ゲストは無料、ただし準備に時間がかかる

Teamsのゲストアクセスは、Microsoft 365 Business Standard・Enterprise・Educationの各サブスクリプションに含まれ、追加ライセンスは不要(Microsoft Learn・2026年9月時点)。ゲスト数の追加費用はない。

落とし穴は費用ではなく運用にある。ゲストはMicrosoft Entra IDに登録され、チームに追加されてからアクセス可能になるまで最長12時間かかると公式に明記されている。「今日から入ってもらう」が通用しない場合がある。

詳細:Microsoft Teamsのゲスト招待の費用

Notion:フリーは10人まで、Plus以上で無制限

ゲスト(ページ単位で招待する外部ユーザー)は、フリープランで10人まで。Plus(¥1,650/月/人)以上のプランでは人数無制限・無料になる(Notion公式料金ページ・2026年9月時点)。

外注先が11人以上になった時点でPlusへの移行が必要になる点と、ゲストに「どのページを共有したか」の管理が煩雑になりやすい点が実務上の注意点だ。

詳細:Notionを外注先・クライアントとの案件管理に使う前に確認すること

Asana:無料ゲストの条件は「メールドメイン」

Starter(¥1,200/月/人・年払い)以上のプランでは、自社と異なるメールドメインの相手を無料ゲストとして無制限に招待できる(Asana公式料金ページ・2026年9月時点)。

裏を返すと、同じドメインのメールアドレスは自動的に課金対象のメンバーになる。グループ会社や、自社ドメインのメールを配布している業務委託がいる場合、「ゲストのつもりが課金されていた」が起きるのはここだ。

詳細:Asana外部メンバー招待の費用

Backlog:ユーザー課金ではなくスペース課金

Backlogは1ユーザーいくらではなく、スペース(環境)単位の固定課金。スターターは¥2,700/月で30人まで、スタンダードは¥16,000/月で人数無制限だ(Backlog公式料金ページ・2026年9月時点。2027年1月にプラン体系の変更が予告されている)。

外部メンバーも同じ人数枠を消費する。30人の枠に収まっているうちは外注先を追加しても費用は動かないが、31人目で月額が約6倍にジャンプする。この段差が予算計画上の注意点になる。

詳細:Backlogのゲスト招待の費用

monday.com:Standardは「4人で1シート」、Proで無制限無料

ゲスト(招待されたボードのみ見られる外部ユーザー)の扱いはプランで大きく変わる。Standardプランではゲスト3人までは無料、4人目からは「ゲスト4人=1シート」として課金される。ProとEnterpriseではゲスト無制限・無料だ(monday.com公式サポート「Pricing for guests」・2026年9月時点)。

外注先が多いならProに上げた方が安くなる逆転が起きうる、珍しい料金構造をしている。

詳細:monday.comのゲスト招待の費用

Trello:1ボードなら無料、2ボード目からメンバー同額

有料ワークスペースでは、1ボードだけに参加するゲストは人数無制限で無料。同じワークスペースの2つ以上のボードに参加した時点で「マルチボードゲスト」となり、通常メンバーと同額(Standard年払いで$5/月/人・2026年9月時点)が課金される(Atlassian公式サポート)。

構造はSlackとよく似ている。単発の相手は無料で済むが、継続的に複数案件に関わる相手ほど課金対象になる。

詳細:Trelloのゲスト招待の費用

Paqut:条件なしで無制限無料

Paqutはゲスト(外部メンバー)の招待に条件を付けていない。全プランで、何人招待しても、いくつの案件グループに参加しても追加費用はゼロ。課金は自社メンバーのシート数のみで決まる。

外部メンバーはグループ(案件)単位で招待され、そのグループのタスクのみ参照できる。招待はURLリンク1本で完了する。

試算:自社5人+外注先4人(複数案件に関与)で1年使うと

外注先が複数案件にまたがる前提での、ゲスト分の年間追加費用の目安:

ツールゲスト分の年間追加費用備考
Slack(プロ年払い)¥44,400マルチチャンネルゲスト4人分
Trello(Standard年払い)$240(約¥36,000)マルチボードゲスト4人分
monday.com(Standard)1シート分の年額ゲスト4人=1シート
Chatwork / Teams / Notion / Asana / Backlog¥0各ツールの条件内であれば
Paqut¥0条件なし

「¥0」のツールにも前提がある。Notionは全体でゲスト10人を超えたらPlus契約、Asanaは別ドメイン限定、Backlogは30人枠内、Teamsは対象サブスクリプション契約が前提だ。

自分のチーム構成で計算したい場合は外部メンバー招待コスト比較シミュレーターで、社内人数と外部人数を入れるだけで試算できる。

選ぶときの判断軸

外部メンバーが月に数人程度、単発でしか関わらない → どのツールでも無料条件に収まりやすい。

継続的な外注先が複数案件にまたがる → Slack・Trello型(範囲で課金)のツールはコストが読みにくくなる。

外注先が10人を超えて出入りする → 人数枠型(Notionフリー・Backlogスターター)は枠の段差に注意。

月額の上限を固定して外部メンバーを自由に招待したい → 条件なしでゲスト無料のモデルを選ぶ。

外部メンバーの数・入れ替わりが多いほど、「無料の条件」を気にせず招待できる設計のツールが、実際の運用を滑らかにする。

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Paqut は外部ゲスト無料のタスク管理ツールです。スターター無料から始められます。

いま試す → https://app.paqut.net/