Slackに外注先やクライアントを招待するとき、「無料で何人まで招待できるのか」を事前に把握しておかないと、月末に想定外の請求が来る。
先に答えを書く。シングルチャンネルゲストは有料メンバー1人につき5人まで無料。マルチチャンネルゲストには無料枠がなく、1人目からフルメンバーと同額の課金になる(2026年9月時点・Slack公式ヘルプおよび料金ページ参照)。
つまりSlackのゲスト費用は「何チャンネルに関わってもらうか」で決まる。1チャンネルで完結すれば実質無料、複数チャンネルにまたがった瞬間に全額課金だ。
訂正(2026年9月3日):本記事の旧版では無料枠の比率を「フルメンバー10人につきシングル1人・5人につきマルチ1人」と記載していましたが、これは誤りでした。Slack公式の仕様に基づき全面的に修正しています。
Slack ゲストの種類と無料枠の仕組み
Slackの外部招待には2種類ある。ゲスト機能はプロプラン以上の有料プラン限定で、フリープランでは使えない。
シングルチャンネルゲスト:招待された1チャンネルのみ参加できる。DMは使えない。有料アクティブメンバー1人につき5人まで無料で招待できる。
マルチチャンネルゲスト:招待された複数のチャンネルに参加できる。無料枠はなく、1人目から通常メンバーと同じ料金がかかる。
シングルチャンネルゲストの無料人数の計算
無料枠は「有料アクティブメンバー数 × 5人」で計算する。
| 有料メンバー数 | 無料のシングルチャンネルゲスト上限 |
|---|---|
| 3人 | 15人 |
| 5人 | 25人 |
| 10人 | 50人 |
| 20人 | 100人 |
人数だけ見れば枠は広い。小規模チームでも、1チャンネルで完結する相手なら人数を気にせず招待できる。
ただし制約が費用の代わりに効いてくる。1人のゲストは1チャンネルにしか入れず、DMも使えない。案件Aと案件Bの両方を頼んでいる外注先を両方のチャンネルに入れたければ、その時点でマルチチャンネルゲスト、つまり有料になる。
マルチチャンネルゲストの料金計算
マルチチャンネルゲストは1人あたりフルメンバーと同額。Slackの現行料金(2026年9月時点・Slack公式料金ページ)で計算すると:
| プラン | ゲスト1人あたり | 4人招待した場合の年間 |
|---|---|---|
| プロ(年払い) | ¥925/月 | ¥44,400 |
| プロ(月払い) | ¥1,050/月 | ¥50,400 |
| ビジネスプラス(年払い) | ¥1,920/月 | ¥92,160 |
外注先が複数の案件・チャンネルにまたがるほど、この課金が積み上がる。以下のような状況では費用が読みにくくなる。
- 案件ごとに外注先が入れ替わる
- 繁忙期に外注先が一時的に増える
- 複数の外注先が複数のチャンネルに関わる
外注先の人数が増えてきたなら、Slackのゲスト枠を使わずに外注先との案件管理だけを別ツールに分けると、Slackの月額を固定したまま外注先を何人でも招待できる。
シングルチャンネルとマルチチャンネルの選び方
どちらを使うかは、相手が関わるチャンネルの数で自動的に決まってしまう。選び方というより「1チャンネルに収められるか」の設計の問題だ。
シングルチャンネルゲスト(無料)で収まる場面:
- 1案件・1チャンネルのやりとりで完結する外注先
- Slackでの連絡は最小限にして、タスク管理は別のツールで行っている
- 外注先にワークスペース内の他の情報を見せたくない
マルチチャンネルゲスト(1人¥925/月〜)が必要になる場面:
- 複数案件にまたがって関わる外注先
- チャンネルをまたいで情報を共有したい
- 外注先とのやりとりがSlack中心で完結している
外注先が多い場合の費用管理
継続的に付き合う外注先ほど複数案件に関わるようになり、マルチチャンネルゲスト=全額課金の対象になっていく。外注先の入れ替わりが多い業種(Web制作・映像制作・翻訳・イベント等)では、課金対象の人数が月ごとに変わるため、費用の予測がさらに難しくなる。
対応策の一つは「Slackは社内連絡専用・外注先との案件管理は別ツール」という役割分担だ。外注先を何人招待しても月額が変わらない案件管理ツールを使うことで、Slackの課金席を社内のフルメンバーのみに限定できる。
外注先が多い会社でのSlackとの使い分けについてはSlack マルチチャンネルゲストの料金で詳しく解説している。
複数案件にまたがる外注先への招待コストが増えているなら、外注先との案件管理だけPaqutに切り替えることで月額を固定にできます。Slackはそのままチームのコミュニケーションツールとして使いながら、外注先へのタスク依頼・進捗確認・修正記録はPaqutで一元管理する体制です。
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