Slackに外部の人を招待するとき、「ゲスト」には種類がある。

マルチチャンネルゲストはそのひとつで、複数のチャンネルに参加できる外部ゲストを指す。社外の取引先・外注先・フリーランスと複数のプロジェクトを同時に進めたいとき、使われることが多い。

マルチチャンネルゲストとは

Slackのゲストには、シングルチャンネルゲストとマルチチャンネルゲストの2種類がある。

シングルチャンネルゲストは、招待された1つのチャンネルにのみ参加できる。特定の案件だけ外部の人と共有したい場合に使う。

マルチチャンネルゲストは、複数のチャンネルに参加できる。複数のプロジェクトを同じ外部メンバーと進めている場合、チャンネルをまたいで連絡が取れる。

どちらも「外部の組織の人をワークスペースに招待する」という点では同じだが、参加できるチャンネルの数が異なる。

シングルチャンネルゲストとの違い

項目シングルチャンネルゲストマルチチャンネルゲスト
参加できるチャンネル数1つのみ複数
無料枠有料メンバー1人につき5人なし
料金無料枠内なら¥01人目からフルメンバーと同額
用途特定案件の共有複数プロジェクトの共同作業

シングルチャンネルゲストは有料メンバー1人につき5人まで無料で招待できる。ただし1チャンネルしか使えないため、複数のプロジェクトで連絡が必要な相手にはマルチチャンネルゲストが必要になり、そこからは1人ごとに課金が発生する。

マルチチャンネルゲストでできること

マルチチャンネルゲストは、招待されたチャンネルの中でフルメンバーに近い操作ができる。

メッセージの送受信、ファイルの共有、スレッドへの返信はできる。複数のチャンネルをまたいだやり取りも可能だ。

Slackのチャンネル連絡をベースに仕事を進めている場合、社外のメンバーをマルチチャンネルゲストとして招待することで、社内メンバーと同じ場所でコミュニケーションが取れる。

マルチチャンネルゲストにできないこと

マルチチャンネルゲストは、招待されていないチャンネルにはアクセスできない。

ワークスペース全体の検索、メンバーディレクトリの閲覧、アプリの追加・管理、ワークスペースの設定変更なども制限される。あくまで招待されたチャンネルの範囲内での参加になる。

社内の情報全体を見せたい相手ではなく、「特定の案件や範囲を一緒に進める外部メンバー」に適している。

料金の仕組み

マルチチャンネルゲストに無料枠はない。1人目から、通常のフルメンバーと同額の料金がかかる。2026年9月時点のSlack公式料金では、プロプラン年払いで1人あたり¥925/月、月払いで¥1,050/月だ。

たとえば外注先4人をマルチチャンネルゲストとして招待すると、プロ年払いでも月額+¥3,700・年間+¥44,400になる。

外注先や取引先の人数が増えてくると、この費用が積み上がりやすい。詳しい計算方法はSlackマルチチャンネルゲストの料金で整理している。

外注先が多い場合の注意点

マルチチャンネルゲストでSlackを使う場合、外注先が増えるほど費用が増える構造になる。

5人のフリーランスをマルチチャンネルゲストとして招待すると、5人分のフルメンバー相当の料金(プロ年払いなら月額+¥4,625)がそのまま加算される。招待人数がそのまま費用になる構造だ。

外部メンバーとの協働が増えているチームでは、Slackのゲスト料金体系が費用面でのボトルネックになることがある。


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